圓銀(明治一円銀貨)は1枚でも多く集めたい古銭!これはただの1円玉では無い

竜1円銀貨 徒然古銭日記

明治時代の1円玉はこんなに立派だった件

みなさん、こんにちは!クマキチです♪

今日も古銭について熱く語ります\(^o^)/

なにしろ、今日の古銭は熱く語るに足るデラックスでナイスな古銭だからです!!

でも・・・あまり熱くなりすぎて松岡修造みたいにウザがられるのも嫌なので、熱くクールに語ります(なんのこっちゃ^_^;)

さて、、、今日の議題は「1円玉」です!!

これを見て「なんだ・・・・1円玉か・・ショボいな」と思う人もいるでしょう。

確かに現行の1円玉はショボいですよね(こんなコト言ったら1円玉さんに失礼ですが(;^ω^))

しかし!1円玉は1円玉でもタダの1円玉ではありません。

明治時代の1円玉です!!

明治時代の1円玉は非常に立派でカッコいいんですよね♪

大きくてズッシリと重くて、竜の絵が描かれていて・・・

これです!!
↓↓↓
竜1円銀貨

明治時代の1円玉は、なんとオリンピックの1000円銀貨よりも大きくて立派であります。

(オリンピック1000円銀貨)1000円銀貨 富士山

 

(明治竜1円銀貨)一圓銀貨

 

更に明治時代の1円玉は90%が銀で出来ております。

正に銀の塊!

この明治の1円玉は俗に「圓銀(円銀)」とも呼ばれております。

または「竜1円銀貨」とも呼ばれております。

当時、明治時代の1円という額面は結構高価だったんですよね。

この1円銀貨1枚で何が買えたか??

高価なスマホや、ブランド物のバッグ・・・・いやいや!当時はそんな物は無かったですね(笑)

明治10年の当時、お米一俵(約60キロ)が2円位の相場でした。

当時は現在よりも日本は貧しくてお米が希少でしたので、米1俵(60キロ)で16万円位の値段!!

つまり1円でお米が半俵(30キロ)=8万円位。

・・・明治10年頃のお米の相場を基準にしましたが、当時の1円の価値が現在で換算すると8万円という事になります。(ザっとですが・・・)

凄いですね~!
1円玉1枚が8万円位だっただなんて。

「明治1円銀貨スゲ~!!」ですよね。

これ1円銀貨一枚で10万円近くの最高スペックのスマホが買えちゃう(・・・だから当時はスマホなんて無かったって^_^;)

しかし、明治時代の庶民達はこの1円銀貨のような高額なコインをおいそれ手にすることは出来ませんでした。

当時は1円銀貨はもっぱら貿易銀として使われていたのがほとんど。

明治時代の庶民達は1銭銅貨とか2銭銅貨半銭銅貨1厘銅貨などの小さい額面のお金を使っていました。

あと江戸時代から明治に時代が変わったばかりだったので、江戸時代の頃の貨幣(寛永通宝や天保通宝)などを使っていたそうです。

ちなみに明治時代の頃の寛永通宝は1枚=1厘として通用

天保通宝は1枚=8厘として通用しておりました。

そんな庶民にとって貧しい時代でしたから1円銀貨は高値の花でとても持つことは出来なかったそうです。

さて、この明治の竜1円銀貨・・・時代を経て現在は日本の近代古銭として非常に人気があります。

たしかに日本の近代古銭の中では見た目が群を抜いて立派です。

コインのボリュームもあり銀の品位も申し分なし。

かと言って明治時代の超高額な金貨は、なかなか買う事は出来ないけど、1円銀貨ならば何とか手に入るレベル。

だから現在の古銭収集家やコインコレクターの間でも1円銀貨は非常に人気が高い。

でも、最近は1円銀貨の人気が高まり過ぎて相場がやや高くなってきましたね。

少し前でしたら1円銀貨は1枚6000円~1万円位で買えたのですが、今は1万円~2万円位は普通にします。

PCGSやNGCの鑑定スラブケース入りの1円銀貨や、日本貨幣商組合鑑定付きの1円銀貨などの鑑定済の1円銀貨ですと1枚3万~5万円以上です。

未使用品や準未使用品、あと特年(発行枚数が少ない年代)の1円銀貨ですと数十万円もします。

なので1円銀貨は庶民でもなかなか手が出にくくなってきましたね(汗)

私も1円銀貨が好きで何枚も持っておりますが、惜しむらくは、「もっと相場が安い時に沢山買っておけば良かった・・・」という後悔な気持ちが残っておりますね(汗)

まぁ、それだけ現在は1円銀貨は日本古銭の中では人気のある「モテ・コイン」なのですが今後も価値が少しづつ上がっていくのではないでしょうか?

元々は日本古銭は外国のアンティークコインとは違って、日本の古銭コレクターの狭い間だけでマーケットが展開されておりました。

しかし、最近では外国のアンティークコインコレクターや投資目的の外国人が1円銀貨など買いあさるようになってきたので、相場が上がってしまいました。

特に中国人の方がよく1円銀貨などを買いあさっているような気がしますね。

あと、ここ数年で銀の相場も上がって来てそれに比例して銀貨全般の相場も上げってきているようです。

重量が26グラムもあって、銀の品位(含有率)が90%の明治1円銀貨も当然嫌でも相場が上がらざるを得ませんよね^_^;

この明治竜1円銀貨は1枚でも多く集めておくと良いです。

将来、更に価値が上がって面白いことになるかも?!

ただ、明治竜1円銀貨は人気古銭だけあって、贋作や偽物、レプリカ品も多いから注意です!

特にヤフオクなどで怪しげな中国人出品者が贋作品の1円銀貨を良く出しておりますので彼等には近づかない方が無難でしょう。

(本物そっくりの偽物1円銀貨)1円銀貨 偽物

(本物そっくりの偽物1円銀貨)竜1円銀貨 レプリカ

(旭日竜1円銀貨のレプリカ品)
旭日竜1円銀貨 レプリカ

 

明治竜1円銀貨を買い求めになる場合は信頼できる古銭屋さんや、鑑定済の物を選ぶのが無難です。

例をあげると・・・「日本貨幣商組合の鑑定済み1円銀貨」

「PCGS鑑定スラブケース入りの1円銀貨」

「NGC鑑定スラブケース入りの1円銀貨」など

 

(日本貨幣商組合の鑑定済み1円銀貨)

日本貨幣商組合鑑定済 1円銀貨

 

(PCGSの鑑定スラブケース入り1円銀貨)PCGS 竜1圓銀貨

(NGC鑑定スラブケース入り1円銀貨)

NGC鑑定スラブケース入り1円銀貨

 

当然ですが・・・1円銀貨も未鑑定コインよりも鑑定済コインの方が値段が割高です。

しかし、偽物を掴まされるリスクを考えれば鑑定済のコインはやっぱり心強いものがありますね(*^-^*)

昔に比べてなかなか気軽に手が出せなくなってきた明治1円銀貨ですが、それにもめげずに私は安いところ、安いところをタイミング良く狙って1枚、1枚買い集めていきたいと思っています。

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