小さいからといってバカにしてはいけない!意外に希少価値がある竜5
銭銀貨
みなさん、こんにちは!
「古銭コツコツ集め型」のクマ吉です♪
古銭やコインは普段からコツコツと少しづつ収集していくのが良いですね。
コツコツ買い集めていると、数年後に気が付けば「おぉ~~!こんなに沢山コレクションが集まった~~!!」みたいに妙な感動をします(*^-^*)
さて、古銭やコインには大別すると「金貨」、「銀貨」、「銅貨」があります。
銅貨は比較的安い物が多く集めやすい。
金貨は高嶺の花の高価でなかなか手が出せない。。
しかし、銀貨は少し現金に余裕が出てくると買いやすくなるし、少し無理すれば手に入る。。
・・・みたいなイメージです(私の場合は・・・)
日本古銭ですと明治時代の近代銭の銀貨が人気です。
明治時代の近代銭の銀貨では大別すると・・・1円銀貨、50銭銀貨、20銭銀貨、10銭銀貨、5銭銀貨の5種類!!
(左から1円銀貨、50銭銀貨、20銭銀貨、10銭銀貨、5銭銀貨です)
1円銀貨(いわゆる圓銀)は近年次第に人気が出てきてその相場は上がってしまい、なかなか手を出せない値段になってきました。
50銭銀貨も年代や状態などにもよりますが、全体的にそこそこ高くなってしまった。
でも20銭銀貨、10銭銀貨、5銭銀貨は値段もお手頃で比較的買いやすく入手しやすい。
私も現金に余裕が無かった頃は5銭銀貨、10銭銀貨、20銭銀貨を中心に買い集めていたものです(*^-^*)
その中でも特にお気に入りの銀貨は5銭銀貨でした!
始めて明治時代の竜5銭銀貨を見た時は「わぁ~可愛い~~!小さな銀貨♪」・・・みたいな妙な感動をしましたね。
現在では5銭という額面のコインは日本には流通しておりません。(1円玉が最小単位のコイン)
株や為替市場では銭単位の数値を表示しますが、流通貨幣では1円未満のお金が存在しません。
なので、ほとんどタダみたいな価値の5銭単位が、明治時代当時ではそれなりの価値があったことを知ると妙に感動します。
5銭玉なのに銀で出来ている!(銀の含有率は80%)
明治時代の当時では5銭という額面は結構な金額だったんです。
ちなみに明治時代に5銭持っていれば何が買えたか?
当時、5銭で銀座木村屋のアンパンが5個買えたそうです!
またうどんや蕎麦は当時、5銭あれば2~3杯は食べれた。
更に当時、カレーライスは5銭あれば1杯食べれた!!
現在と違い当時はカレーライスなんてまだそこそこ高価でしたからね。
凄いですねぇ~当時の5銭は!!
今の価値で換算すると5銭は1000円位だと思います。
現在1000円位の価値があった小さな5銭銀貨。
この小さすぎる5銭銀貨を握りしめて「おっちゃんカレーライス一杯!」・・・なんていう明治時代の情景が浮かんでくるのです(*^-^*)
さて、この5銭銀貨は小型銀貨なのに現在結構な価値もあるのですよ。
下手をすれば竜10銭銀貨や竜20銭銀貨よりも古銭としての相場価値が高い(年代にもよりますが)
2024年版の「日本貨幣カタログ」を参照すると竜5銭銀貨は、どの年代も割高。
状態の悪い並品レベルでも最低1枚2200円となっております(明治10年物)
他の年代では並品でも3000円以上~5500円の相場価値はザラです。
並品ですら2200円~5500円ですので、極美品~未使用品レベルとなると40,000円という価値です。
また竜5銭銀貨の特年や手変わりなどは1枚10万円以上の物もあります!
例をあげると・・・明治6年の5銭銀貨の未使用(ハネ明)が12万円
明治7年の5銭銀貨の未使用が17万円!
明治9年の5銭銀貨の未使用(ハネ明、トメ銭)が13万円!
・・・なかなか香ばしいカタログ数値がでております。
まぁ、この手の特年や手変わりの5銭銀貨や未使用レベルは例外としても、並品でも2200円~5500円のカタログ数値は凄いですねぇ。
現行の1円玉よりもずっと小さな5銭銀貨なのに。
一方で同じ明治時代の補助貨幣である竜10銭銀貨や竜20銭銀貨は並品であれば800円~1000円位の年代の物も多く比較的買いやすいです。
額面は竜10銭銀貨や竜20銭銀貨よりも小さい竜5銭銀貨が現在では全体的に10銭銀貨や20銭銀貨よりも高い相場となっている。
おそらく現在では竜5銭銀貨の方が竜10銭銀貨や竜20銭銀貨よりも現存枚数が少ないからでしょう。
今後将来的にも更に竜5銭銀貨の現存枚数が減っていき価値が上がっていく可能性もあるかもしれません。
そう考えると「小さな巨人」である竜5銭銀貨はおり多く集めていきたいと考えるのです。
まぁ「小さな巨人」という例えは変ですが^_^;
では「進撃の5銭銀貨!」と名付けましょうか?・・・いやますます訳が分からなくなってきたのでこの辺で止めておきましょう^_^;