江戸時代の一朱銀~迷宮にハマりそうな位に奥深い銀色の古銭

一朱銀 徒然古銭日記

みなさん、こんにちは!
クマキチです🐻

今日も広く、深いコインワールドの森の探索しましょう。(なんじゃそれは・・笑)

さて、古銭収集で結構深い知識や分類などが必要なある古銭があります。

それは「一朱銀」ですね!

この古銭はかなりハマりますよ!嫌になるくらい((+_+))

特に安政一朱銀、嘉永一朱銀の奥深さはかなりのものです。

寛永通宝に迫るレベル!

今回は安政一朱銀と嘉永一朱銀をメインに書いていきたいと思います。

安政一朱銀も嘉永一朱銀も一見するとシンプルな四角形の小さな銀銭(銀貨)
↓↓↓
一朱銀の画像

安政一分銀を小さくしたようなミニサイズの銀銭です。
一分銀と一朱銀の大きさを写真で見るとこんな感じです
↓↓↓
一分銀と一朱銀

ちなみに安政一朱銀はもともと嘉永一朱銀のカテゴリー内で同じ種類古銭と言って良いでしょう。

嘉永一朱銀を更に細かく分類して安政一朱銀と派生したんです。

だから「嘉永一朱銀=安政一朱銀」と言っても良いですね!(紛らわしいですが・・・)

一見してどれも同じような形の嘉永一朱銀や安政一朱銀ですが、銭面に刻まれた文字の書体が微妙に異なる種類が多く、これらを「手変わり」と呼びます。

普通の嘉永一朱銀や安政一朱銀は現在1枚あたり1500円~2500円位で買えるのですが、文字が微妙に異なる手変わり品ですと5000円~1万円以上する高価な一朱銀もあります。

ちなみに日本貨幣商協同組合が毎年発行している「日本貨幣カタログ(2024年版)」を参照すると・・・

嘉永一朱銀・・・・33種の手変わり

安政一朱銀・・・・63種類の手変わり

があります!

一見すると同じような形の一朱銀でも書体が異なる種類が非常に多いことが分かります。

明治一朱銀に関しても全部で36種類もあります!

これらの一朱銀の分類はそれぞれ独自の名称があります。

例をあげると、「Aa型(先太 人跳銀」とか「Ea型(縦 点・跳銀)」とか「KI型(左短足・ス短)」とか、、、それぞれの文字の特徴を簡潔にネーミングしております。

なので、これから一朱銀を入手する時はこの文字がどのような特徴があるか意識していくと良いです。

文字が少し違うだけでも値段が倍以上違うケースもあるので・・・。

銀の文字部分が跳ねているか否かでも一朱銀の価値は大きく違ってきます。

また既に貴方がゲットした一朱銀の中にもしかしたら、レアな手変わり品があるかもしれないので今一度、一品、一品チェックしてみると良いです。

多少面倒でも気になる一朱銀があったら、日本貨幣カタログを参照して、どの分類になるか調べる癖をつけると良いですね(*^-^*)

宝探しをしているみたいで面白いですよ♪(*^-^*)

これは一朱銀だけに限らず、一分銀でも同様だし、寛永通宝や天保通宝でも同じです。

特に江戸時代の古銭は同じ種類でも微妙に文字の書体が異なるだけで価値は変わってきます!

この書体の分類をチェックする参考文献や資料は、最初の頃は「日本貨幣カタログ」で十分です。

日本貨幣カタログだけでも充分な解説や図解がなされております。

本当に奥深いですね!

日本の古銭収集家の中には一朱銀だけをメインに収集しているコレクターもいるくらいです。

それだけ一朱銀は集め甲斐のある古銭ですね。

ただ最初の頃はそれほど書体や手変わりにこだわる必要がありません。

最初から一朱銀の複雑な書体ばかり追っかけていると、収集が止まってしまいますし、収集がつまらないものとなってしまいます。

私も最初の頃は何も考えずに、片っ端から嘉永一朱銀や安政一朱銀などを買い集めておりました。

書体や手変わりなどを意識するようになったのは最近になってからです。

だから最初の頃は「おぉ~!この嘉永一朱銀は銀色が鮮やかで綺麗!買っておこう!!」とか

「おや?この安政一朱銀は年季の入ったトーンがあってシブくてカッコいい!買っちゃおう!」・・・・で良いと思います(*^^*)

一朱銀

「最初は大雑把に、次第に細かく・・・」が日本古銭収集のコツです。

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