永楽通宝という古銭を語る~その味わい深さに魅了され収集を続ける

永楽通宝 ノム楽 徒然古銭日記

皆さんこんにちは!

最近は色々な国の古銭やアンティークコインなどを集めては眺めてニヤニヤしている(?)クマキチです(*^-^*)←ちょっと危ない人?!?

古銭も国によってそれぞれのカラーが違いますよね。

特に中国の古銭やアンティークコインはどれも独特の雰囲気を醸し出しており魅了されます。(その反面、中国だけに偽物も多いですが・・・笑)

最近、特に収集熱があるのが「永楽通宝(永樂通寶)」という古銭です!

(永楽通宝・表面)永楽通宝 表面

(永楽通宝・裏面)永楽通宝 裏面

永楽通宝は日本でも比較的なじみも深く人気もある銅銭であり穴銭です。

元々は中国は「明」の時代(1408年~、永楽6年)に鋳造された古銭です。

銭形は寛永通宝と同じ、穴空き銅銭タイプでシンプルな古銭です。

でも銭面に描かれた「永樂通寶」の文字を見ると何となくカッコ良く感じるのは私だけでしょうか?

永楽通宝

おそらく時代劇や時代物の映画や漫画などの影響でしょうか?

永楽通宝は、そのデザインが当時、織田信長が旗印にしたり、真田幸村の6文銭(永楽通宝を6つ並べたデザイン)などにも使われていたからです。

有名な戦国武将も好んでいたからカッコよく感じるのかもしれません。

あと、永楽通宝は日本でも非常に馴染み深い銅銭でした。

なぜなら、当時の日本の流通銭として使われていたからです。

元々は永楽通宝は、渡来銭として日本に輸入されて室町時代から日本で流通していました。

当時の日本(鎌倉時代~室町時代)では銭貨の鋳造技術や銅銭の流通システムなどが完備されていなかったので中国を中心とする外国から銭貨を輸入し、それを国内で流通させお金として使っていたのです。

永楽通宝以外に当時の日本で渡来銭として使われていたお金は他にも「洪武通宝」「宣徳通宝」などがありました。

その中でも永楽通宝は当時の日本人に多いに受け入れられて愛されていた銅銭です。

なんせ江戸時代の初期まで永楽通宝は日本の貨幣として使われていたのですから!

その後、日本も江戸幕府により日本独自の銅銭である「寛永通宝」が鋳造されて多く流通するようになりました。

それと共に徐々に永楽通宝は流通銭として姿を消して行くようになっていきました。

さて、この永楽通宝は銅銭として至ってシンプルな古銭ですが、その反面実に奥が深い古銭でもあります。

永楽通宝は寛永通宝と同じ、違う文字の書式の銭(手変わり品)があり、それは希少価値が高いです。

例を上げると「ノム楽」という永楽通宝の種類です。

これは永樂の「樂」の部分の文字が「ノム」になっているタイプです。

私も持っておりますよ♪フフフ(*^-^*)
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永楽通宝 ノム楽

永楽通宝 ノム楽

このノム楽は通常の永楽通宝より高価です。(数千円~数万円)

また、鐚銭(ビタ銭)という粗悪な銭が当時日本で粗製され出回っていたのですが、その鐚銭にも永楽通宝があり、結構希少で高価です。

更に、永楽通宝には銅銭だけでなく「金銭」や「銀銭」のタイプがありまzす。

当時、豊臣秀吉の時代に日本で鋳造されたと伝えられておりますがこれらは「金(ゴールド)」や「銀(シルバー)」で出来ております。

この永楽通宝の金銭や銀銭はどちらかというと流通貨幣としてではなく、当時秀吉が褒賞として部下の武将に配っていたと伝えられております。

実は私、これも持っていたりする!
これは凄い銀銭ですね!
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永楽通宝 鋳造銀銭

戦国時代の当時に秀吉が「あっぱれ!」といって部下に与えていた情景をイメージすると心がワクワクしてきますよね(*^-^*)

・・・・以上、永楽通宝は語り始めればキリが無い位に味があり奥深い古銭ですが私からすると「半分は中国古銭だけど半分は日本古銭」みたいなイメージを昔から持っております。

最近では状態の良い永楽通宝を見つけると1枚、1枚と集めていたりします。

お陰様でこんなに永楽通宝が集まりました!!
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永楽通宝 コレクション

今後は「ノム楽」や「鐚銭」タイプの永楽通宝がもっと欲しいですね♪

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